一昨年の春にスタートした、堀井和子さんと「CLASKA Gallery & Shop “DO”」が共につくる大人の日常着「sept septième(セット・セッティエーム)」。
連載第2回から第6回にかけては、新作アイテムにまつわる堀井和子さんのショートエッセイを日替わりでお届けします。
#Essay 03.
「dailyに着るさり気ない墨色」
2020年に制作したYシャツは、ハリがあって、さらっとした生地でしたので体のラインからスッと浮くような着心地。同じ型で薄くてしなやかな生地を使ったら、体にエレガントにフィットして、全体の印象もぐっと変わるのではないかと思いました。
構えずに着ることができる、ちょっと力を抜いた墨色のシャツは、黒やベージュのデニムパンツを合わせ、アクセサリーのスパイスをきかせて。
堀井和子
写真:本多康司
文・編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)