一昨年の春にスタートした、堀井和子さんと「CLASKA Gallery & Shop “DO”」が共につくる大人の日常着「sept septième(セット・セッティエーム)」。
連載第2回から第6回にかけては、新作アイテムにまつわる堀井和子さんのショートエッセイを日替わりでお届けします。
#Essay 04.
「フランスでよく見かける濃いブルーのジャケット」
最初は春夏に羽織る襟付カーディガンを考えました。
生地サンプルを見ているうちに、襟付のタイプはニット素材ではなく、薄手のコットンジャージ素材がよさそうということに。
色は、フランスでよく見かける濃いブルーを選びました。丸襟が付いていてきちんと見えますが、生地の風合い・薄さのおかげで着心地は軽快です。
夏へ向けて、ノースリーブのワンピースや、Tシャツとコットンスカートの上に羽織って外出する時に。袖は少し折り返してラフに着ても……。
堀井和子
写真:本多康司
文・編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)