一昨年の春にスタートした、堀井和子さんと「CLASKA Gallery & Shop “DO”」が共につくる大人の日常着「sept septième(セット・セッティエーム)」。
短期集中連載で2シーズンめの新作の魅力をお伝えしていきます。
写真:本多康司 文・編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)
Profile
堀井和子(ほりい・かずこ)
1954年東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家として、レシピ本や自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍や旅のエッセイなどを多数出版。2010年から「1丁目ほりい事務所」名義でものづくりに取り組み、CLASKA Gallery & Shop "DO" と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行う。OIL MAGAZINE にて「堀井和子さんの『いいもの』のファイル」を連載中。
CLASKA Gallery & Shop "DO"
伝統の手仕事でつくられる工芸品から、デザイナーによる新しいプロダクトまで。今の日本の暮らしに映えるアイテムを、洋の東西を問わず新しい視点で集めたライフスタイルショップです。
> CLASKA ONLINE SHOP
2021年のテーマは「色」です。
「sept septième」は「7/7」という意味のフランス語。
一週間のうち毎日でも着たくなるような、季節を問わずクローゼットの中に常備しておきたくなるような、大人のための日常着をつくるプロジェクトです。
デザインは「CLASKA Gallery & Shop "DO"」オリジナルアパレルのデザイナーを務める荒井菜穂が担当。“こんな服があったらいいな”という堀井さんのアイデアとイメージをかたちにしていきます。
昨年発表した1stコレクションでつくったのは、堀井さんの手描き文字がプリントされたTシャツ、ジャンパースカート、シンプルなシャツ、ワークパンツ、巻きスカート。
さて、今年はどんな洋服をつくりましょうか?
昨年の秋に行った2ndコレクションへ向けた打ち合わせの際に堀井さんがご持参くださったのは、カラフルな色が施されたアイデアスケッチ。
「なんだか、街ゆく人が着ている鮮やかな色に目が行くんです」
明るいピンク、グリーン、オレンジ……。
なるほど。堀井さん、今はこういう気分なのですね。
「季節に縛られすぎず着回しができるアイテムで、ビビッドな色合いのものが欲しい」
「大人が抵抗なく着られる、ほんの少しのツヤがあるシャツがあったらいいな」
「サマーニットやシンプルなTシャツに合う、ストライプ柄のスカートはどうでしょう?」
そんな会話とともに、2021年の服づくりがスタートしました。
Sept septième の 2ndコレクションのテーマは「色」。
明後日以降、新たに出来上がった洋服にまつわる堀井さんのショートエッセイ5本を日替わりでお届けします。
そして最終日には、堀井和子さんの私服と組み合わせた着こなし提案を。
どうぞお楽しみに。
> 次の回を見る