台湾の服飾デザイナー 鄭惠中(ヂェン・ホェヂョン)さんがつくる「ヂェン先生の日常着」。
軽やかな素材で仕立てられたアイテムの数々は、寒い季節の重ね着にも大活躍。
差し色で使ったり、色と色の新しいバランスを楽しんだり。
寒い季節ならではの、自由で楽しい着こなしを提案します。
写真:濱津和貴 スタイリング:山口香穂 モデル:松本有未 ヘアメイク:SAKURA(Makiura Office) 編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)
秋の白、冬の白
コートの中に軽くてあたたかいラムウール×カシミヤのセーターを合わせて。ニュアンスの異なる白を重ねることで、奥行きのある上品な着こなしに。
心が華やぐ差し色で遊ぶ
寒色系でまとめたコーディネイトにビタミンカラーを添えて。厚地のロングスカートは、パンツやレギンスとの重ね着で寒い季節も活躍する便利なアイテム。
冬の暖色は“優しさ”をキーワードに
厚地ロングスカートにウール素材のソックスを合わせて足元を暖かく。シックな紫とボルドー色のニットを組み合わせは、クラシックな革靴を合わせることでさらに上質な雰囲気に。
優しいブラウンのニットワンピースに、はっとする鮮やかなピンクを合わせて。厚地のチャイナジャケットは、着こなしにユーモアをプラスにしたい時に便利なアイテム。
“シンプル”で終わらせないモノトーン
全身を黒でまとめれば、カジュアルな印象が強い定番の「バルーンパンツ」もモードな一着に。ヒールの革靴とオレンジのソックスをポイントに。
色を重ねて、シルエットで遊んで
グリーン×ネイビーの組み合わせに赤をプラスして、顔周りを華やかに演出。ボトムスはキュロットワイドパンツの上に巻きスカートを重ねることで、防寒しながら新鮮なシルエットを楽しめる着こなしに。
ピンクの魔法で、コーディネイトに洗練を
花柄のロングスカートの上に「半袖ワンピース」、さらにその上に「ヘンリーネックフレンチトップス」を重ねて。程よく薄手の生地なので、重ね着をしてもゴワゴワ感がなく快適な着心地。ビッグシルエットが“ピンク効果”で洗練された印象に。
アンバランスを楽しむ冬のフォークロアスタイル
パンツとスカートを重ねたボトムスの足元を、重厚感のあるブーツでまとめる。ナチュラルな色合いに、鮮やかな赤のアイテムを加えることで、こなれ感のある着こなしに。
スカーフやショール、タートルネックのトップスは、ヂェン先生の日常着を寒い季節に楽しむためのマストアイテム。同系色を重ねたトップスの中に、あたたかいショールをプラスしてさらに暖かく。
とことん遊ぶ、冬の重ね着スタイル
インパクトのある上下レッドの組み合わせに、ナチュラルな色合いのニットベストを重ねる。ウエストをベルトでマークすれば、カジュアル過ぎない大人のフォークロアスタイルが完成。