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堀井和子さんの「いいもの」のファイル

第29回:マーブルチョコレートの缶/laatikko(箱)/ジャングルジム

文・写真:堀井和子

マーブルチョコレートの缶

 高知の版画家、松林誠さんがデザインした缶。
 チョコレート色の球形と、水色の平たい円形の2種類のマーブルチョコレートが入っています。松林さんが贈ってくれた 7days Hotel 季節の箱セットの中の一品です。

 角を丸くした形、シンプルな銀色に黒で文字がプリントされた缶はクールな印象。ほんの少し滲んだような墨色の線に、揺れるような迫力があって、外側がカリッと硬いマーブルチョコレートとぴったりに感じられました。

laatikkoの箱

 7days Hotel laatikko の白い段ボール箱も、松林さんのデザインです。
 宅配便が届き、この箱を開けて、高知の採れたてのトマトやきゅうり、小夏、土佐の塩やりぐり山茶などを目にした時、おいしそうで、“高知”が箱から飛び出してくるみたいで、かなりびっくりしました。すごいインパクトです。

 7days Hotel にはまだ泊まったことがありませんが、東京の家にいながら、“高知”をこんなふうに感じることができるなんて、素敵なお取り寄せの企画ですね。旅ができるようになったら、ぜひ訪ねてみたいなぁ。

ジャングルジム

 CLASKA の office とギャラリーのあるマンションの屋上に設置されているジャングルジム。
 白くペイントしてあって、直線ばかりではなく、曲線も含んだ構造なのが面白い。中を走り回って遊ぶ子供達の洋服の色が合わさると、さらに美しいのではないかと想像をふくらませました。

ジャングルジムの絵

 我家にも“ジャングルジム”、あります。
 姪の光が小学2年生の頃描いてくれた絵で、Rの付いた角や迷いなく描いた筆圧に、ふと引き込まれます。

 見ていると、のびやかな時間、陽ざしや風まで思い出して、ムクムクと元気が出てくるような気がします。


Profile
堀井和子 Kazuko Horii
1954年東京生まれ。料理スタイリスト・粉料理研究家として、レシピ本や自宅のインテリアや雑貨などをテーマにした書籍や旅のエッセイなどを多数出版。2010年から「1丁目ほりい事務所」名義でものづくりに取り組み、CLASKA Gallery & Shop "DO" と共同で企画展の開催やオリジナル商品のデザイン制作も行う。
CLASKA ONLINE SHOP でのこれまでの連載 > 堀井和子さんの「いいもの、みつけました!」


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2021/06/08

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