写真・文:藁谷真生(HAU デザイナー) イラスト・挿絵:natsume
Profile
藁谷真生 Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET(ブランケット)」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU(ハウ)」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes
例年よりも朗らかな陽気が多い今年の3月。桜の開花と共に心も晴れやかになるこの時期は、年を重ねた今でも毎年ワクワクした気持ちになります。
先日も長女の小学校の卒業式がありました。6年前には想像もできなかったくらいに心も身体も(特に口も...笑)大きく成長し、今ではすっかり頼もしい姿に。
そんな卒業式の晴れ着に彼女が選んだのは HAU のパターンをお願いしている鉢木利恵さんが手がけるブランド、somewear のワンピース。普段ワンピースを着ない娘がこのワンピースを見た瞬間、「これ卒業式に着る!」と早々に決意を固めていたのには驚きました。と同時に、「卒業式用にわざわざ新調しなくて良いんだね。」と親としては一安心◎ さすがにそれだけではと思い、ワンピースに合う刺繍のブローチを作ろうと心に決めていました。
私自身もお気に入りのワンピースを特別な場に選んでくれた娘の想いと、手作りのブローチを喜んで付けてくれた嬉しさで胸が一杯の卒業式になりました。
さりげなく存在感を放つ特別なジェリー
ピアスの穴が空いていない私でも華奢でさりげなく存在感のあるジュエリーを身につけたい。そんな思いから、ジュエリー作家の佐藤祐子さんにお願いをしてイヤークリップとイヤーカフを特別に作って頂きました。
buton=蕾 をイメージした小さな粒々があしらわれたジュエリーは、普段でもかしこまった場所でも主張しすぎることのない、身につける人や装いにすっと馴染むデザイン。
私自身、普段からいろいろな種類のアクセサリーを付けるというよりは、しっくりとくるお気に入りのものを身体の一部のように長く付け続けたいタイプ。飽きのこない、長く愛用頂けるものを形にできればいいですよね◎ そんなお互いの思いから今回のコラボレーション企画が実現しました。
<<今回紹介したアイテム>>
◎"buton" yuko sato × HAU イヤークリップ / シルバー
◎"buton" yuko sato × HAU イヤークリップ / 真鍮
◎"buton" yuko sato × HAU イヤーカフ / シルバー(sold out)
◎"buton" yuko sato × HAU イヤーカフ / 真鍮(sold out)
◎tops "cotton waffle" / アイボリー
*商品名を掲載しているアイテム以外は、すべて私物です。