一昨年の春にスタートした、堀井和子さんと「CLASKA Gallery & Shop “DO”」が共につくる大人の日常着「sept septième(セット・セッティエーム)」。
連載第2回から第6回にかけては、新作アイテムにまつわる堀井和子さんのショートエッセイを日替わりでお届けします。
#Essay 02.
「ニュアンスのある色をフワッと着るニットカーディガン」
半袖のTシャツやYシャツの上に着る場合、袖がピタピタではなく、程よい余裕があると下のラインを拾わず、すっきり見えます。
クルーネックのシンプルなかたちですが、ボタンがやや大きめで、間隔をあけて付けてあります。ちょっとだけ自由な雰囲気をという私の願いを、荒井菜穂さん(CLASKA Gallery & Shop "DO" アパレルデザイナー)が叶えてくれました。
ニット素材の糸サンプルでは、グレー系のバリエーションが充実していたので、シルバーを含んだニュアンスのあるライトグレーを選びました。(この他にミント系の水色を制作しました。)
ライトグレーのカーディガンは、生成やミルクティーベージュの色のボトムに白のTシャツかYシャツを合わせた軽やかなコーディネイトを試してみたいです。インナーの上にトップスとして着てパールのネックレスなどプラスしても。
堀井和子
写真:本多康司
文・編集:落合真林子(OIL MAGAZINE / CLASKA)