Vol.15　夏に涼しい一品／ノースリーブで潔く

写真・文：藁谷真生（HAU デザイナー）　イラスト・挿絵：natsume

Profile
藁谷真生　Mao Waragai
デザイナー。1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET（ブランケット）」を設立。2019年より、CLASKA発のアパレルブランド「HAU（ハウ）」のデザイナーを務める。コンセプトは「大人のための日常着」。「HAU」は、ポリネシア諸語のひとつであるマオリ語で、「風、呼吸、生命力」などを意味する言葉。
Instagram @hau_clothes

梅雨入り前のタイミングで仕込んだ梅醤油。すっかりとこの夏の調味料として活躍しています。
最近のお気に入りは豚しゃぶサラダ。火を使う時間も短く、野菜もタンパク質も一度に取れるので栄養バランスの取れた目にも涼しい一皿が簡単に出来上がります。作り方はこちら。

＜材料＞適量
・豚肉
・木綿豆腐
・オクラ
・赤玉ねぎ
・小ねぎ
・梅醤油
・ごま油

豚肉は片栗粉をまぶして熱すぎないお湯でゆっくり茹でます。火が通ったら氷水に入れて冷まします。お好みのお皿に冷ました豚肉と木綿豆腐を並べます。そこにスライスした赤玉ねぎ、茹でたオクラを並べ、最後に小ねぎを散らし、梅醤油とごま油を回しかけたら完成です！

この日は付け合わせで素麺を少し。
ヘルシーながらも満足度の高い一品です！　皆さんも是非お試しください◎

ノースリーブで健やかに

ガーゼのような肌触りと着用した時の心地よさが気持ち良い no sleeve "gauze"。
毎年夏になる度にスタッフの間でもこのノースリーブの愛用者が増えていることが密かな喜びです。
生地に使用している「ラフィ天竺」は、ひとつひとつ丁寧に手摘みされた綿を紡いで糸にし、空気を含みながらゆっくりと織り上げている生地のこと。表面の微妙な凹凸感と独特のニュアンスをもった、ふんわりと優しい生地は適度に厚さもあるため、白であっても透ける心配がありません。
また、ノースリーブというと下着っぽい見え方になってしまうものも多いのですが、襟元と袖口、そして裾口の切り替えの幅を太くデザインすることで下着っぽさが出ず、さらりと一枚でも着て頂くことができます。そうすることでだらしない印象になりがちなノースリーブもきちんとした見え方になり、更に首元にアクセサリーを合わせれば立派なお出かけ着に◎
肩を見せると不思議と健やかな気分と印象になるノースリーブはこれからの帰省や旅行にもオススメの一着です。